7つの「矛」と「盾」

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書籍「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」

出版社:あさ出版  著者:長尾一洋


7つの矛と盾を営業強化の武器にするための方法は「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」を参考にしてください。

営業部門は、多くの矛盾を抱えている部署であり、営業という仕事は、あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たずとなる矛盾に満ち溢れた職業です。
ということは、この矛盾を解決することができれば、この矛盾を乗り越えることができれば、大きな成果を生むことができるということでもあるのです。

 

矛盾とは!?

中国の古典、「韓非子」の一節から生まれた故事成語です。「韓非子」の難一篇に、『楚人に盾と矛とを鬻(ひさ)ぐ者有り。之を誉めて曰く『吾が盾の堅きこと、能く陥(とお)すものなきなり。』と。また、その矛を誉めて曰く『わが矛の利(と)きこと、物において陥さざるなきなり。』と。ある人曰く『子の矛を以て、子の盾を陥さばいかん。』と。その人応(こた)ふること能(あた)はざるなり。』と、あります。

有名な話ですので、ご存知の方も多いでしょうが、「どんなものも防ぐ盾」と「どんなものも突き通す矛」とを売っていた楚の男が、客から「その矛でその盾を突いたらどうなるのか」と問われ、返答できなかったという話です。
たしかに、「どんなものも防ぐ盾」と「どんなものも突き通す矛」は同時には成り立ちません。 理屈はそうですが、現実には、それほどすごい盾があり、それほどすごい矛があったら、わざわざそれをぶつけてどちらかを壊してしまうのではなく、その矛と盾を使えば良いのではないでしょうか?

「矛か盾か」という矛盾に苦しむ営業部門を救う方法は、「矛も盾も」両方使うという発想の転換にあるのです。 それを具体化したものが、NIコンサルティングの提唱する「営業の7つの矛と盾」です。

しかし、ここで一つ問題が生じます。
そんなにすごい矛と盾ですから、大きくて、分厚くて、重いのです。
それを片方だけでなく、両方使いこなすわけですから、大変です。
この「7つの矛と盾」という武器を、スゴい営業マンしか使いこなせないようでは困ります。

なぜなら、普通の会社には、普通の人しかいないからです。
私共NIコンサルティングは、普通の会社を対象に、普通の人を使って、確実に成果を上げるお手伝いをする経営コンサルティング会社です。スゴい会社にしかできないようなことをアドバイスしても、普通の会社には意味がありません。スゴい人にしかできないようなことを指導しても、普通の人には無理ですから。

そこで、生まれたのが、「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」という書籍であり、 「7つの矛と盾」という営業革新メソッドです。

あなたの会社が、よくある普通の会社なら、この「7つの矛と盾」というメソッドを使ってみて下さい。必ず成果が出ます。
もし、あなたが、普通の人、普通の営業マンなら、この「7つの矛と盾」という武器を手に入れて下さい。必ず成果が出ます。


普通の会社、普通の人には、普通なりのやり方があるのです。

よくある営業本も、よくある営業研修も、どこかの会社で特別な成績を上げ、武勇伝を持つスゴい営業マンによって生まれています。
本を出版するくらいですから、スゴくないとおかしいですね。
研修の講師をするくらいですから、武勇伝の一つや二つが無ければ話になりません。 その著者や講師は、スゴい人であり、優秀な人であり、特別なのです。
普通の会社の普通の人は、それを真似をしようと思ってはいけません。しても真似できません。
普通の人は、イチローから教わっても、イチローみたいに打てません。 普通の人は、武豊から教わっても、武豊みたいに馬に乗れません。
普通の人は、羽生善治から将棋を教わっても、羽生善治みたいには指せません。 中には、第2のイチローみたいな人も出るかもしれない。
中には、武豊2世みたいな人が出てくるかもしれない。
そう期待するのは悪いことではありませんが、もし第2のイチローのようなスゴい人が出て来たら、今いる普通の会社を辞めて、スゴい会社に行くか、自ら起業するでしょう。
普通の会社が目指す方向としては、間違っているのです。
スゴい営業マンによる魔法のトークや、営業の奇跡や、これ1つだけやったらOK!みたいな話を信じてはいけません。それはそのスゴい人がやるからうまく出来るのです。スゴい人はそれを簡単にやってしまうので、きっと他の人でも出来るのだろうと思って親切に教えてくれているのですが、悲しいことに、他の普通の人には真似ができません。真似しても同じようには出来ませんから、思うような成果は出ません。


普通の会社、普通の人には、普通なりのやり方があるのです。

では、普通の会社向けの、普通の人でも出来る、普通なりのやり方とはどんなものでしょう?

そのヒントも、「韓非子」が教えてくれています。
韓非子の難勢篇に、『夫れ良馬固車、五十里にして一置し、中手をして之を御せしむれば、速きを追い遠きを致すこと、以て及ぶべきなり。而して千里も日に致すべきなり。何ぞ必ずしも古の王良を待たんや。』という一節があります。
良馬が牽引する丈夫な車を五十里ごとに一台ずつ用意しておき、並の腕前の中程度の御者に乗り継いで走らせれば、より速く、より遠くへ王良並に走ることができるようになり、一日に千里走ることもできる。そうであれば、王良のような古い伝説の人を必ずしも待つ必要はないではないかという意味です。

魔法のトークを使ったり、武勇伝を残すようなスゴい人がこの場合の王良です。王良は伝説のスゴい御者なわけです。この王良だと一人で千里を駆け抜けることができるのですが、そんな人がいなくても、ちゃんとした道具を用意して、それを五十里ごとに置いて、普通の人(中手)が交代で走らせれば王良と同じことができると言うわけです。

要するに、普通の人がやるには、普通なりのやり方があるということであり、普通の人が戦うには、一人で戦うのではなく、組織戦にして、道具をちゃんと用意すればいいわけです。

この「韓非子」の教えをヒントにして、営業部門が抱える7つの矛盾をクリアします。それは、そのまま7つの矛と盾という武器を使うということでもあるのです。
私共NIコンサルティングが考える、営業の7つの矛盾とは、

右の図参照 ⇒

これら7つの矛盾を乗り越え、克服していくには、「7つの矛と盾」という武器を使えば良いのですが、全部で14の武器が必要になって大変じゃないかと言う人のために、「営業の見える化」と「ストラテジック・セールス」があります。
ご興味のある方は、「普通の人でも確実に成果が上がる営業の方法」をお読みいただいて理解を深めていただいてから、「営業の見える化」と「ストラテジック・セールス」について勉強してみてください。


普通の会社でも、普通の人でも、確実に成果が上がるようになります。

普通の会社でも、普通の人でも、確実に成果が上がる方法をご紹介!!

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