営業の見える化で、短期的な成果、業績アップを狙うなら見込案件(物件)を見える化し、先行管理することが必要です。
営業マンを見える化して、頑張っているか、サボらないかを監視しても、すぐに業績に結び付くことはありませんが、見込案件や物件を見える化すれば、受注率の上昇や案件トレースのヌケモレつぶしが可能となり、業績向上につながるのです。
日々の商談において、営業担当者が追いかけている案件や物件、企画、リードの想定受注金額や受注予定時期、受注に至る確率予想(受注確度)などを意識して見える化すると、それらの情報を元にして、自動的に見込案件の先行管理表が出来上がることになります。
先行管理画面にその時点で動いている案件(物件)が見える化されたら、自社の標準商談期間を元にして、ヌケモレなくアプローチを行うようにします。自社の標準商談期間(見込み発生から受注に至るまでの平均期間)を案件分類別に算出しておきましょう。
標準商談期間の手前まで来た案件に対してアプローチ開始です。そこから1ヶ月経過するごとに見込案件が近づいて来ます。そのスピードに合わせて受注確度を上げていけているかをチェックしながら、上司や先輩、同僚の智恵(営業組織のナレッジ)を注入して行くことで、受注率が確実に上昇します。
先行管理画面上で、気になった案件(物件)は商談進捗度も見える化して、商談の進み具合が適切かどうかを確認することが出来ます。また、受注確度ごとに必須となる商談進捗度(営業行動のチェック項目)がモレている場合には、アラートが出て見える化されます。もちろん、そこから個々の商談内容についても履歴画面で確認することができ、適切な手が打てるようになるのです。
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