営業担当者がマーケットに出て、収集、諜報してくる情報の中には、当然、競合情報も含まれています。一件一件は、些細な情報、小さな動き、ちょっとした変化かもしれませんが、それが全営業担当者から集まり、全拠点から集まり、全エリアから集まって来ることで、競合企業の動きや戦略が見える化されるのです。
こうした見える化は、個々の営業担当者、個々営業マネージャーだけでは実現できないものであり、組織的に営業の見える化に取り組むからこそ見えてくるものなのです。
敵の動きをつかんでこそ、どう戦うべきかを考えることができるようになるのです。
予め競合先として意識している先は、競合企業として登録しておき、該当する情報があった際には競合先を選択して登録するようにします。そうすることで、競合情報が一元集約され、個々の現場では見えなかった競合の動きが見える化されるのです。
多くの競合先との競争をしている場合には、事前登録せずに競合情報を共有するようにします。思わぬ企業が競合する動きを始めていたり、業種業界を越えた競合が起こっているような場合にも、見える化することができるようになります。
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